今回は、「クリプトに対して楽観的な3つの理由」についての短いエッセイ。
クリプトはいつアダプションするのか?それは分からない。この先の見えない状況に対して悲観的になる人も多いはずだ。
今回はそのような人に向けて、ぼく自身がクリプトに対して楽観的な理由を3回に分けて共有させていただく。
ただし、あまり肯定的な意見だけを述べていては中立性がなくなる。そのため、タイミングを測って今度はぼくの意見に対する反論を自分で展開してみようと思います。
もしよろしければ、あなたが考える「クリプトに対して楽観的な3つの理由」をコメントでいただけると嬉しいです。ぼくの意見に対する感想でもOKです😌
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🌍世界は生産性の高い方向に引き寄せられていく
世の中は少しずつ便利で効率的になっている。
この点を否定する人は殆どいないだろう。
中心的なのはテクノロジーを発展とその技術を採用することだ。これまで100人で行っていた作業を1人で出来てしまうようにする。
例を挙げればきりがないが、電車の改札は切符を手渡しする必要はなくなったし、働く場所でさえオフィスを訪れずとも仕事ができるようになった。
人類は根本的に怠けたい、楽をしたいという欲求を持っている。
これが発露したものがテクノロジーであり、今後も不必要な手続きはテクノロジーによって省略され、より生産性を高めることができるようになっていく。
これは「資本主義」という世界のベースカルチャーを反映させている。だから、資本主義の世の中が続く限りこの方向性は続くのではないかと思っている。
📦金融領域でのブロックチェーンの可能性
金融テクノロジーの面では、銀行振込やクレジットカードによるトランザクションは、ほとんど電子的に台帳の数字を動かすだけのものになった。
それまではスーツを来た人間がオフィスで紙の台帳にペンで全てを記録していた。
そして、ブロックチェーンを活用すれば現在の決済取引のいくつかの領域をより生産性高く処理することが仕組み上は可能である。ここでいう生産性が高いとは、より少ないコストで同じ成果を達成することができる場合、そのプロセスは生産性が高いと定義する。
つまり、既存の金融領域には世界最高峰のセキュリティ管理コスト、それをメンテナンスする人件費が掛かっている。そしてそれらのコストは、手数料として何らかの形でぼくらに転嫁されている。
それらコストの一部をブロックチェーンがより低コストで肩代わりすることが可能なのではないかと思っている(既存の金融システムの全てを代替するとは思っていない)。つまり、無駄なコストを発生させずに同様の成果を出すことができる部分はあるはずだ。
手数料はユーザー目線では1円でも少ない方が良いのは明らかだ。
ブロックチェーンは24時間駆動するサーバーが経済合理性の名のものとに世界中から参加している。これは正直、実現できていること自体が奇跡のような技術である。
🧑💻 アダプションが起きるのはリープフロッグ先進国から
産業における歪みのようなものは、根が深くすぐに変更されることはない。
しかし、ぼくは「思ったよりも早く」そのアダプションが近づいていることを感じている。
それは「リープフロッグ」と呼ばれる現象がキーになると思っている。
リープフロッグとは、「カエルのようにものを飛び越え、テクノロジーによって一気に効率的な仕組みが採用されること」だ。
ぼくが上で述べた金融領域におけるブロックチェーンの台頭は、先進国のように金融テクノロジーが万全に整った国では実現し難いし、あまり意味のあるものではない。
しかし、金融テクノロジーが未整備の国、たとえばナイジェリアなどの急速に発展を遂げようとしている国では、既存の金融テクノロジーを採用・接続するのではなく、次世代の金融テクノロジーを採用する流れが形成されている。
上の写真にもあるとおり、アフリカではPCよりもスマホが先に普及している。スマホでトランザクションを署名し決済することは彼らにとってもはや日常になっている。
実際、zkRollupを開発するIntmaxは、これらの国を中心とするスタートアップとパートナーシップを結んでおり、積極的な活動をしているように見える。
クリプトのアダプションがいつ起きるのか?については、答えは分からないと述べた。
しかし、「アダプションがどこで起こるのか?」という問いに対しては「リープフロッグを引き起こした国」からクリプトにアダプションしていくと、ぼくは考えている。
ここからはぼくの主観的な予想を大きく含むことになるが、世界の人口はこのようなリープフロッグする国々を中心に増加しており、既存の先進国は人口は衰退傾向にある。人口の増加は経済発展の予兆だ。
将来的には、縮小傾向にある先進国経済を横に、リープフロッグを遂げる発展国が経済的に躍進するようになる。
その経済的な躍進の恩恵を受けるため、先進国はリープフロッグ先進国のテクノロジーとの互換性を持とうと考える。そこで、先進国にもブロックチェーン技術が本質的に浸透する、というのがぼくが描いているストーリーだ。
アメリカや中国、EUが経済的な発展や現在の特権を手放すことは直感的に考えにくいが、ぼくは既存の金融テクノロジーが、全てブロックチェーンに代替されるとは思っていない。ただし、ブロックチェーンを活用した方が良いシーンは必ずやってくる。
そのような産業は今後既存のセクターを飲み込むように大きくなる。このように、より生産性の高い方向に世界は引き寄せられていく。
この考え方は、そこまで不自然な予想だろうか?
ぼくがクリプトに対して楽観的な3つの理由の残り2つは、
世界は政府や企業の力が及ばない通貨を求めている
世界はゼロサムな生態系からの脱却を求めている
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本日は以上です。
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