このニュースレターでは、「ワントピックで個人的にクリプトの面白いと思うところをゆるく深堀りする」をコンセプトに話題のプロジェクトやトピックをやさしく解説します。毎週水曜7:00定例更新です。筆者のプロフィールはこちらです。
おはようございます。今週もクリプトメルマガをお届けいたします。
先日のニュースレターで購読者限定でぼくとのオンラインミーティングを募集したところ、数名から応募をいただきお話をさせていただく機会がありました。
そのなかで、「実際にクリプト業界で働くのってどんな感じですか?」といった疑問が寄せられていたので、いただいたご質問にぼくなりの経験から回答したものをニュースレターとして紹介したいと思います。許可はいただいています。
これを読んだ方が、クリプト業界で実際に働いてみたい、自分の何か行動を始めよう、というポジティブなきっかけを与えることができれば嬉しい限りです。
なお、前提として、ぼくはまだ業界に入ったばかりですので、あくまでも現時点での考えであることを念頭にしていただけるとありがたいです。
クリプト業界で働いてみたいが、必要なスキルや採用されやすくなるコツはありますか
なぜクリプト業界で働きたいのか、どんな分野でスペシャリストになりたいのかによりますが、ぼくはリサーチャーとして働いているのでリサーチャーの観点で回答します。
リサーチャーなら執筆したブログをサイトなどで公開し、少なくとも半年くらいは継続して自分の好きなクリプトの領域の情報発信をすることをおすすめします。
ブロックチェーンに関する知識は深く必要だし、トレンドも把握しておく必要がありますが大変です。なので半年以上続いている時点で、「クリプトが好き」という見込みがある人だと評価することができます。
好きでないと四六時中リサーチすることはできないので、成果が出なくてもいいのでブログで情報発信を継続してみると良いと思います。
クリプト業界で働く人の大前提は、クリプトが好きだということです。
ポートフォリオのために自分でサイトを作るならどんな分野が良いか、ニッチすぎるとダメなのか
ニッチな分野でも問題ないです。クリプトの分野は多岐に渡っていて、一人の人間がカバーできません。
なので、自分の強みとなるような領域をもっておき、そこに関しては誰よりもリサーチしているよ、といえる状態にしておくのが良いと思います。
ぼくは、Ethereumの技術動向や、L2、DeFi、MEV、ゼロ知識証明関連技術に興味があるので、その辺の情報は特に注目してニュースを見ています。これでも広すぎるのでもっと絞って専門性を高めたいと思っています。
最初は広げすぎるのは良くないので、「これは面白い」と思ったテーマを一つ選んで深堀りしていくのが良いと思います。
あとはメディアを運営しているクリプト企業なら、そこに寄稿したり、記事を書けるようにすることを目標にして良いと思います。具体的な水準が分かったほうがやりやすいと思いますので。
リサーチャーとして活動する場合、長期的にはどんな業務に派生させていけるか
事業開発や、コンサルティングなどに強くなることができると思います。ぼくもまだまだ駆け出しなのですが、リサーチャーは新たしい事業領域やビジネスモデルを見つけるのが得意です。
なので、それを活かして自分で新規事業を運営したり、そういった経験をノウハウとして蓄積してコンサルティングをしていくといったことが考えられると思います。
ただ10年後とかはクリプト業界がどうなっているのかも分からないので、とにかく自分で事業の成長に必要な課題を見つけてきて、改善に必要な情報をリサーチして、実行する、という基本的なビジネススキルを業務を行う中で身につけていけば、色々なことに応用できるのではないかと思います。
クリプト業界でインターンする際は、自分が興味ある業務を軸に探すべきか
前提として、インターンは働く現場を体験して、その仕事が自分に合うかどうかを確認するためにやるものだと思います。逆に企業側は、その人の人柄や能力をある程度期間をとってコスト支払って確認することができます。
なので、自分が実際に働きたいと考えている企業に、自分の実力を確認してもらうためにインターンをしてみるのがいいのではないでしょうか。
クリプト企業はスタートアップであることが多く、社員を取るにしてもその人の実力や人柄がどういう人なのかをじっくり検討する金銭的にも時間的にも余裕がないです。
新卒でいきなり採用するのはよほど成果を出していたり、見込みがある人でないと難しいので、インターンを就職するためのステップとして活用するのが自分にとっても、企業側にとっても良いように思います。
クリプト業界で働いてみて環境面などどうなのか
前職は、数千名規模の組織に所属していたので、仕事のやり方や、立ち振る舞い方が全く異なるので戸惑いを感じました。
ですが、基本的にフルリモートで働き方も柔軟ですし、自分の好きなことを仕事にできているので非常に楽しいです。自分で課題を見つけて、解決策を考えて、実際に取り組むのは、言うのは簡単ですが実行に移すのは大変です。課題設定の段階から勝負は決まっていたりするし、解決策が少しでも的外れだと成果は出ないですしね。
そうしたことにオーナーシップを持って取り組んでいける人は、クリプト業界に関係ないかもしれないですが向いていると思います。クリプトはスピード感も非常に早いので。
雑談になると、必ずクリプトの話になるので、四六時中クリプトのことを考えられるような人たちが働いています。
自分がクリプトを好きだと思えているからこそ、フィットできている部分は大きいので、なぜ自分がクリプトを好きなのか、どこにクリプトの可能性を感じているのかを言語化しておくのが良いと思います。
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