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🤖 Research of the Day 🧬
Crypto yield marketplace Superform, built by former BlockTower investors, raises $6.5 million
Layer 2 startup LightLink secures $4.5 million in seed round led by T&B Media Global and MQDC
Introducing Succinct Network: The Protocol for Programmable Truth
DIVE INTO CRYPTOが、2周年を迎えました🎉
ブロックチェーン、クリプトの最前線の情報をできるだけ楽しいと思えるように届けてまいります。今年は、昨年挑戦できなかったことや、色々な試行錯誤を行っていこうと思っています。
クリプトを中心としたテクノロジーに好奇心を持って参加できるようなること(情報)
クリプトの面白さを同じ熱量で楽しめる場所であること(場所)
上記を軸に粛々と配信してまいります。
2年を経過する中で本業としてクリプト業界に転職し、購読者はおよそ1,600を超える方から購読いただくなど大きな変化がありました。まだまだ、未熟な部分も多いですがお付き合いいだければ幸いです。
ぜひ、Xなどでこのニュースレターに対する感想やコメントをいただけると、とても嬉しいです。
それでは、今回もよろしくお願いします。DIVE INTO CRYPTO!
Deep Dive
Crypto yield marketplace Superform, built by former BlockTower investors, raises $6.5 million
クロスチェーンでのDeFiイールドマーケットプレイスの開発に取り組むSuperformが、$6.5mの調達を発表しました。ラウンドには、Polychain Capital(リード)、BlockTower Capital、Maven 11、Circle Venturesなどが参加しています。
イールドマーケットプレイスとは、いくつものDeFiプロトコルのVault(イールドが自動的に生まれる金庫のようなスマートコントラクト)をパーミッションレスにリストすることでき、取引ができるプラットフォームです。
ユーザーは、Superformに資金をデポジットするとSuperPositionという合成トークンを受け取ることができ、単一のインターフェイスからスワップ、ブリッジ、ファーミングなどの作業ができるようになるそうです。
こうすることで、収益をまとめて管理して、資金の移動も楽になります。
SuperformはLayerZero、Hyperlane、Wormhole、Li.Fi、Socketのインフラストラクチャを自社のマーケットプレイスに応用しています。対応しているプロトコルは現時点で以下が参加しているそうです。
現在は、アーリーアクセスをホワイトリスト形式で募っており、リーダーボードを容易したポイントプログラムを開始する予定になっています。Superform自体もトークンの発行を示唆しているのでエアドロップを狙うユーザーは注目しておくと良いかも知れません。
アーリーアクセスのためのホワイトリストは、こちらから取得できます。資金調達額もわりと大きいので余力があれば触っておくと良いです。
参考:ドキュメント
ERC-404というEthereumの新たな規格が話題になっています。
ERC-20(FT)とERC-721(NFT)の両方の特徴を併せ持つことで、NFTの流動性を向上させるような目的があるようです。この規格に対応したNFTコレクションであるRepricantsコレクションは、ローンチから一週間でDEXで8,700万ドル、NFTマーケットプレイスでは100万ドルの取引高となったとのこと。
NFT の観点から見ると、PandoraはReplicantと呼ばれる NFT のコレクションであり、上限は 10,000で、Blur や OpenSea で取引できます。トークン(ERC-20)の観点から見ると、PANDRAは最大供給上限が 10,000のPANDORA トークンであり、Uniswapで取引できます。
Pancakeswapでもトークンの上場投票が行われています。
仕組み
NFTコレクションの1点ずつを売買するというよりも、そのコレクションのシェアを売買するような感覚のようです。このため、高額のNFTでもシェアに分割してそれぞれのトークンを売買できることから、より流動性をもたせることができつつ発行者は資金を集めやすくなります。
例えば、ユーザーがPANDORAを購入すると同時にウォレットにRepilicant(NFT)がミントされます。PANDORAを売ってしまえば、NFTをはバーンされるようになっています。このNFTはミントされるときにレアリティを持って生まれるため投機的にPANDORAの売買が行われる状況が引き起こされました。
リスク
ERC-404は、ERCと付いてますが現時点では監査を受けておらず正式なEthereumの規格になっていません。正式なERCとなるにはコミュニティよるレビューが必要です
もしユーザーがレアなRepilicant NFTとコモンなRepilicant NFTの両方を保持していた場合、PANDORAを販売する際に、どちらのNFTがバーンされるのか選ぶことができません。これを避けるためにユーザーはウォレット一つにつきひとつのPANDORAを所有しがちになるという不便な状況にあります。
希少性を決定するアルゴリズムがオープンソースで公開されることになるため、攻撃者がランダムをハックする可能性があります。
まだ実験段階のものですが、あまり普及することはないかも知れませんが、面白い試みだとは思いました。
参考:Github
Dymentionのメインネットが公開になりました。
TIAのステーカーなどにもエアドロップを行うなど、パートナーを構築しているプロトコルに高いコミットメントを持つユーザーに対してエアドロップを行うカルチャーが定着してきたように感じます。
Celestia
ATOM
Altlayer
Dymention
Avail(トークン未発行)
Eigen layer(トークン未発行)
などと深い関わりがあるプロジェクトが今後エアドロップをする場合、上記にトークンをステーキングしている(あるいは何らかのコミットメントを持っている)ことが対象になる可能性あるかも知れません。
ただ、足切りも厳しくなる可能性があり、あまり期待しすぎる必要はないように思います。信頼できるプロトコルにできるだけステーキングしておく、というスタイルをぼくは持って運用しています。
エアドロップを貰えなかったとしても、「その後の別のエアドロップの切符になり得る可能性」があることは頭の片隅に入れておいても良いかも知れません。
Layer 2 startup LightLink secures $4.5 million in seed round led by T&B Media Global and MQDC
LightLinkは、EthereumのL2を活用し、即時でガス料金のかからないトランザクションを提供します。T&B Media GlobalとMQDCの主導で450万ドルの資金を調達しました。
この資金は、現実と仮想世界が融合するマルチバースプロジェクト「Translucia」の推進に充てられるとのことです。
LightLinkの目標は、ブロックチェーン技術をもっと直感的に、従来のウェブプラットフォームのように使えるようにすることです。これにより、ブロックチェーンの普及とアクセスの容易さが一層進むを目指しており、エンターテイメントの領域での活用などが注目されています。
Introducing Succinct Network: The Protocol for Programmable Truth
Succinct Networkは、信頼に基づくシステムのスケーラビリティとセキュリティの問題に対処するため、ZKPを利用した分散型証明生成ネットワークを提供します。
このアプローチは、機能的で効率的な暗号的真実によるアプリケーションの構築を可能にし、集中型のプルーバーや信頼を必要とするシステムから脱却することを目指しています。証明生成の分散化と効率化を通じて、開発者とアプリケーションは低コストで信頼性の高い証明を活用できるようになります。
本日は以上です。
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