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🤖 Research Summary
[Deep Dive]Blast Gold: Distribution 1
Modular blockchain developer 0G Labs raises $35 million in pre-seed funding
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🫧 Deep Dive
Blastでポイントを効率よく集める戦略と知っておくべき注意点
Blurの創業者Pacmanによるレイヤー2プロジェクトBlastで新たなポイントプログラムに関する発表がありました。それは「Gold」と呼ばれ、Blastのエアドロップの5割を占める規模となることが明かされています。
今回は、Goldを踏まえてBlastにおいてどのようなポイント獲得戦略が考えられるか、注意しなければいけないリスクは何か、という観点でまとめます。
Blastポイントは、プロトコル上のユーザーのアクティビティ(取引量、預け入れ額、期間など)に応じて分配されるものです。
Goldの概要まとめ
Blastエアドロップの50%はBlast Goldに割り当てられ、Goldはまず最初にDappsに配布される。Blastインセンティブ委員会がGoldをDappsに2-3週間ごとに配布し、Xで公表する。
Dappsは受け取ったGoldの100%をユーザーに還元することが求められている。そのためにDappsはBlast Points APIを統合する必要がある。
ユーザーは、招待制度を利用してユーザーに紹介すれば、招待した人が獲得したGoldの16%を追加で獲得し、さらに招待した人が招待した人のGold獲得量の8%もらえる
つまり、Goldを獲得しているDappsを利用することで、間接的にGoldを得ることができることになります。
Goldを踏まえたBlastポイント獲得戦略
BlastからDappsに対してGoldが配られる際、アプリケーションの特性や現状によって傾斜が掛けられています。今回の戦略では、少ない資金でもGoldを獲得しやすくすることも考えます。
結論としては、以下の方法が良いと考えられます。
戦略の要諦
Goldが多く配布されやすい現物DEXを中心に取り組む
DEXに対しては流動性提供を行う
招待制度を利用する
マルチプライヤーを利用する
マルチプライヤーとは、Blastポイントのブーストができる機能です。収益率が増加します。たとえば、100 ポイントを所有し、1 時間あたり 20 ポイントを獲得している場合、2 倍のマルチプライヤーを獲得すると、200 ポイントとなり、1 時間あたり 40 ポイントを獲得することになります。特定のハイライトされたDappを使用すると、マルチプライヤーを獲得できます。
マルチプライヤーの設定は4月以降から始まり、Blast公式サイトに掲載される予定です。
以下は、今回の1stのGold割当Dapps上位ランキングです。
Thruster(598,748Gold)、Ambient(465,018Gold)となっており、Goldの配布が多いDEXです。Gold配布の基準が変更されなければ、今後もBlastからのGold配布も多くなる可能性があります。
具体的な流動性提供までの流れは、以下になります。この方法では、リステーキングプロトコルのRenzoとBlastネイティブDEXのThrusterを利用します。
BlastにETHをブリッジ
RenzoProtocolのezETHにThrusterでスワップ(ETHをWETHにラップ)
ThrusterでezETHとWETHのプール(0.3%)に流動性提供
HyperlockでLPをステークしてイールドをブースト
これによって、得られる想定リターンは、以下になります。
想定リターン
Blastポイント
BlastのGold
EigenとRenzoのリステークドPoint
流動性提供による手数料収入
Thrusterのポイント
Hyperlockのポイント
Goldのユーザーへのディストリビューション状況は、Blastの公式サイトで確認できます。現時点では、Thrusterの配布は始まってないようです。Ambientはディストリビューション開始済み。
知っておくべき注意点
以下、今回の戦略上で注意しておく必要がある事項について説明します。
複数のプロトコルの利用による各スマートコントラクトのリスクが重なっているため、どれか一つでも問題が発生すれば影響を受ける
各プロトコルのハッキングリスク
流動性リスク
などなど。
顕在化していない未知のリスクの可能性もあります。利用には最新の情報をチェックしてください。
今後の状況変化に対応できるようにする
Blastエコシステムは、新しいプロトコルが登場したり、盛衰のスピード感が早いです。ぼくの場合は、現状把握にはDeFiLlamaのBlastのTVLをチェックしています。ワンテンポ遅くなりますが、資金の変化でいまBlastで利用されているプロトコルを一覧で把握できます。
特にRing Protocolは、Thruster、Ambientと同様にDEXなので今のところこの3つのDEXに注目しています。
もちろん、資金に余裕があればデリバティブのSynFutures V3やLendingのJuiceやOrbitを活用すると良いでしょう。
最新情報は、Xで配信していきます。ぜひフォローいただけると嬉しいです。→ @lawrence_crypt
本日は以上です。
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