ブロックチェーンの最前線から重要トレンドを解説するニュースレターDIVE INTO CRYPTOへようこそ!1,700を超える投資家や開発者、クリエイターのコミュニティに飛び込んでみてください🧑💻🚀
🔍 Insights - ミームコインとコミュニティに感じる可能性
ミームコインブームが到来しています。L2の主要銘柄の $ARBをSolanaのミームコイン $WIFが時価総額を一次追い抜きました。
最近のミームコインは、FarcasterやLensなどの分散型ソーシャルメディアのバックグラウンドがあるものも多く、中でも $DEGENや$BONSAIが盛り上がっているみたいです。
ミームコインは、クリプトらしさを体現するものですし、(投資は推奨できませんが)クリプトを投資の対象以外のものとして捉え直すには丁度良いテーマだと思います。
これからはコミュニティの時代だ、といいますが、まさしくコミュニティ(人の集合体)が生み出すものは想像を超えるような驚きを与えてくれるという意味で楽しさがあります。
意外な驚き、想像を超えるきっかけを生む、という意味でコミュニティには可能性を感じています。
そこで、このニュースレターではすでにX上で記事をシェアしていただくなど非常にゆるいつながりのコミュニティがありましたが、これを機にコミュニティ作りにゆるく小さく始めてみようと思います。参加リンクは、このニュースレターの下部に設置しておきます(7日期間限定)。状況に応じてになりますが、今期以降の募集再開時期は未定です。
DIVE INTO CRYPTO!
🫧 Deep Dive
BTCFiとBitcoin L2 SolvBTCによる利回りを生むBTCのトークナイズとDeFiエコシステムの出現
SolvBTCは、ビットコインの初の収益生成型アセットで、ビットコインホルダーが追加の収益を得られるようにすることを目的としています。
DeFiLlamaにおいてArbitrum、Merlinを中心にTVLが急激に上昇しています。
主な特徴は以下の通りです:
収益生成機能 SolvBTCはマルチストラテジーのトレーディングフレームワークを利用して、5-10%程度の収益を生み出します。ビットコインを保有したままで収益を得られるのが大きな利点です。
オムニチェーン対応 SolvBTCはイーサリアム、Arbitrum、BNB、Merlinなど、複数のブロックチェーンで利用可能です。これにより、さまざまなDeFiプロトコルと連携でき、BTCfiエコシステムを拡張できます。
流動性の促進 ビットコインをレイヤー2などのスケーリングソリューションに移すインセンティブになり、BTCfiの流動性問題を解決できます
SolvプロトコルはSolvBTCを介してさまざまなエコシステムの流動性をつなぎ、統合するハブの役割を果たします。収益源から得た収益をSolvBTCにトークン化して提供しています。
BTCfiとは
BTCfiエコシステムとは、ビットコインをベースにしたDeFiのエコシステムのことです。これまでビットコインは非フェンジブルなデジタル資産として扱われてきましたが、SolvBTCのようなソリューションにより、ビットコインもDeFiの恩恵を受けられるようになります。
SolvBTCを活用することで、ビットコインホルダーはレバレッジ、レンディング、デリバティブ取引などの機会にアクセスできるようになります。
このようにSolvBTCは、ビットコインと他のブロックチェーンとの連携を促進し、ビットコインの資産性と活用範囲を高めることで、BTCfiエコシステム全体の発展に寄与することが期待されています。
Bitcoin L2エコシステムの拡大
Bitcoin上のスマートコントラクトレイヤーであるL2の開発が活発に行われています。
Bitcoin L2とは、ビットコインネットワーク上に構築される別のレイヤーのことです。ユーザーはビットコインをL2に預け入れることで、ビットコインネットワーク本体よりも高速で低コストな取引が可能になります。
しかし、L2を利用する際の大きな課題は、「自分のビットコインをいつでも引き出せるか」という点です。真のBitcoin L2と呼ばれるのは、ユーザーがいつでも自由にビットコインを引き出せる(unilateral exit)システムに限られます。
現在、この条件を満たすのはLightningネットワークとStatechain(ステートチェーン)のみです。一方、ロールアップなどの他のL2システムでは、運営団体などの第三者にビットコインの管理を一部委ねる必要があります。つまり、自由に出し入れできる保証がありません。
参考:What is a Bitcoin L2 (or Layer)?
BTCfiの今後
ビットコインL2ソリューションが次々と登場し、スケーリング競争が活発化している。中でもMerlinチェーンがTVL34億ドル超と急成長を遂げ、主要L2の地位を確立しつつあります。
今後、SolvBTCだかではないアセットが増加すれば、Bitcoinのプロトコルをサポートするチェーンの需要が増加してくる可能性があります。
ネイティブビットコインL2 Merlinの現状
DeFiLlama TVLの推移。TVLのおよそ6割がSolvからの資金であることが分かります。
DeFiLlamaプロトコルTVLは以下です。すでに100Millionを超える資金がロックしています。
【エアドロップ確定】Solv のポイントプログラム
現在、SolvBTCのデポジットやトレーディングすることで、ポイントが得られます。このポイントは、将来的に配布されるガバナンストークンであるSOLVのアロケーションを得ることができると言われています。
投入する資金が大きく、期間が長いほどポイントの配布量が多くなります。
📰 News Roundup
DePINセクターに関しては、以下の動き。Helium Mobile Wi-Fiの立ち上げとTelefonicaとのパートナーシップ、分散型GPUアグリゲーターのio.netが3000万ドルのシリーズAで10億ドルの評価を獲得。分散型ライドシェアプロトコルのTeleportが最初の運転を開始、Hivemapperが新しいダッシュカムBeeを発表し、事前注文を開始。
分散型インターネット接続プロトコルのDabbaがトークノミクス情報をリリースし、ハードウェア販売の最初のラウンドを完売、分散型LLM推論用GPUクラスターKuzcoの立ち上げ、分散型ストレージプロトコルSdriveの立ち上げ、分散型クラウドスマートフォンAPhoneの立ち上げ。
The SushiSwap Team is Attempting to Seize Control of The Project's Treasury and Kill The DAO
SushiSwapチームは、プロジェクトの資金管理をDAOから新組織Sushi Labsに移管し、事実上DAOを無力化しようとしている。この提案は、コアチームが一方的に資金と将来の方向性を支配しようとする露骨な権力の掌握だと批判されている。提案の支持者は、競争力を維持するためにこの再編が必要だと主張するが、批判者はコアチームが自らを豊かにするための策略だと解釈している。
国際送金コストを削減する: 世界銀行の報告では、200ドルの送金にかかる平均コストは6%を超えるとされている。PYUSDを利用することで、顧客は無料で送金できるようになる。
US PayPal customers will be able to use stablecoin for international payments
PayPalは、米国の顧客がPYUSDステーブルコインを使用して国際送金できるようにする新サービスを開始すると発表した。Xoomを通じて、米国の顧客はPYUSDをUSDに変換し、160カ国の受取人に無料で送金できるようになる。
国際送金コストを削減する狙い。世界銀行の報告では、200ドルの送金にかかる平均コストは6%を超えるとされている。PYUSDを利用することで、顧客は無料で送金できるようになる。
Fhenix partners with EigenLayer to develop FHE coprocessors
FhenixはEigenLayerと提携し、完全準同型暗号(FHE)コプロセッサの開発に取り組みます。FHEコプロセッサは、データを復号せずに暗号化されたデータを計算できるようにすることに特化しています。
FHEコプロセッサは、機密性の高い複雑な計算タスクをイーサリアムやその後のレイヤー2、レイヤー3で処理するのではなく、専用のプロセッサで処理することを保証します。これにより、個人情報を露出せずに暗号化されたデータを効率的に処理できるようになり、ブロックチェーン上の新しいユースケースが可能になります。
FHEコプロセッサは、Fhenixの FHEロールアップとEigenLayerのステーキングメカニズムによって保護されます。EigenLayerを使用することで、FHEコプロセッサはロールアップの実行の経済的正当性を保証できます。不正な操作が発見された場合、これらのバリデーターのステークは削減されます。
Ellipsis Labs Raises $20M Series A from Paradigm
Ellipsis Labsは、主要な金融サービスがオンチェーンで行われる世界の構築を目指しており、Paradigm主導の2000万ドルのシリーズAラウンドを実施しました。
同社はSolana上の完全オンチェーンのオーダーブックDEX「Phoenix」を立ち上げており、流動性インセンティブや非収益的なパッシブ流動性に頼ることなく、全チェーンを通じてスポット取引量でトップ5のDEXになっています。
Privasea Raises $5M to Pioneer Depin with FHEML Technology
Privasea は、分散型コンピューティングにおけるデータプライバシーとセキュリティの向上を目指すスタートアップで、500万ドルの資金調達を行いました。バイナンス・ラボ、ゲート・ラボ、MHベンチャーズ、K300、QBベンチャーズなど、有力な投資家から出資を受けています。
Privaseaは、AIにおけるデータプライバシーの課題解決を目指すスタートアップです。同社の独自技術FHEMLは、完全準同型暗号と機械学習を組み合わせ、データを復号せずに分析を可能にします。医療や金融など様々な分野での応用が期待されており、分散型コンピューティングネットワーク「Privanetix」を構築してプライバシーに配慮したAI計算を実現します
Privaseaのソリューションは、医療、金融、生体認証など、データのプライバシーとセキュリティが重要となる様々な分野での応用が期待されています。例えば、医療分野では患者のプライバシーを保護しつつ、医用画像データを分析できる可能性があると言われます。
ビットコインETFにより、ビットコインは暗号アートからセキュアな投資資産へと変化し、アルトコインやその他の暗号通貨業界も同様に変わっていく。
EthereumはL1の「建国」フェーズから都市発展フェーズへ移行し、Solanaとのインフラ性能の競争が行われる。CBDCやステーブルコインの登場で、真のグローバル投資が可能になる。
暗号通貨に関する政治的意見がビットコイナーの意見に近づき、ディリバティブ取引の知識を持つ人々の参入によりDeFiが発展し、実用的な競争が行われるようになる、という可能性が示唆されている。
🌾 Yields & Airdrop
🔵 From Community
もしこの記事を気に入っていただけたら「いいね・Xでのシェア」を頂けたらとても嬉しいです。質問や感想はSubstackでコメントをいただければ、ご返信させていただきます。
Xでいただいたリプライや感想を紹介しています。読者の声を聞かせてください!
DIVE INTO CRYPTOのDiscordサーバー開設について
Discordチャンネルは7日間限定で募集します。以下のリンクから興味がある方はご参加ください。最初は力を入れ込みすぎず、ゆるくスタートできたらと思っています。
ニュースレターの話題に限らず、クリプトのディープな情報交換ができたら嬉しいです。読者同士の交流の場にもなればと思います。
📜 Disclaimer
このニュースレターは、教育目的の情報提供を主旨としており、投資や金融、税に関するアドバイスではありません。ご自身での調査やデューデリジェンスが必要です。