Lambda Finance:crvUSDを正統後継したビットコイン担保型ステーブルコインbtcUSD
ビットコインに相当するトークンを担保にパーミッションレスにステーブルコインを発行する - #132
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📰 crypto news
1.国内取引所のトラベルルールによるインターオペラビリティの欠如問題
国内のトラベルルールに関する問題が話題です。問題の所在としては、簡潔にまとめれば、トラベルルールというAML(アンチマネーロンダリング)に対応するためのシステム機構が、国内の取引所によってまちまちなので、一部国内取引所間での送金ができないことです。
メディアやX上では、取引所のユーザーの囲い込みを責める声を見ますが、どちらからといえば国内を含めた国際的基準がなく、リソースや取引所の戦略によって採用するテクノロジに差異が生まれてしまったことが原因のようです。
TRUST:国際的な展開を目指す大手に適しており、運用コストは低いが初期導入コストが高い。
Sygna:国内中堅以下の取引所向けで、運用コストが高いが手厚いサポートが得られる。
規模が大きくない国内取引所にとっては、コストを考えててSyngnaを採用する取引所がおり、国際的なインターオペラビリティや運用コストを理由にbitFlyerなどはTRUSTを採用しているみたいです。
2.機関投資家がオンチェーンで非公開取引できるようにするゼロ知識(ZK)プロトコルHinkalが7,000万ドルの評価額で140万ドルの資金を調達
3.ZKazinoによって$33M相当のETHを勝手に市場価格の倍価格かつVesting付きで $ZKAS に交換される。受け取ったETHはLidoで運用している
4.Offchain Labsによるセキュリティディスクロージャー
Offchain Labsは3月22日に2つの重大なセキュリティ脆弱性を発見し、OP Labsに通知しました。脆弱性により、悪意のある者が不正なチェーン履歴を強制的に受け入れさせたり、正確なチェーン履歴の受け入れを妨げたりすることが可能でした。
OP Labsは問題の解決まで公開を遅延するようOffchain Labsに依頼しました。OP Labsは4月25日にテストネットを更新し、問題が修正されました。
5.A Social and Financial Study of Memecoins
6.Arbitrum, Optimism, Polygon, StarkWare and zkSync to integrate with Avail for data availability
7.Consensys sues SEC, challenging its approach to Ethereum and seeking court intervention
8.Stripe to enable USDC payments starting this summer
9.REZ Token Launch & Renzo's ezETH depegs 18.3% following REZ tokenomics announcement on Binance
10.SEC delays making a decision on spot Ethereum ETF proposals from Franklin Templeton, Grayscale
11.Ethereum protocol Heroglyphs takes inspiration from Bitcoin mining to fix token distributions
Heroglyphsは、イーサリアムプロトコルの新しい拡張であり、PoWからインスピレーションを得たトークン配布方法を提案しています。
このシステムは特に、イーサリアムが2022年にPoSに移行して以降の、公正なトークン配布メカニズムの欠如に対処することを目的としています。
テーキングの大きさやブロック提案者として選ばれるかどうかにかかわらず、すべてのバリデーターがトークンマイニングに参加し、報酬を受け取ることができる
ユーザーはトークンを作成し、その総供給量、排出スケジュール、初期配布を自ら設定することができる
大規模ノードオペレーターの支配を減らし、小規模バリデーターをサポートすることを目指しています。ホワイトペーパーは以下です。
https://github.com/Finallyt/Heroglyph/blob/main/Heroglyphs - Unclassified.pdf
🎟️Ref Links
大型注目DeFiのNapierを推す理由
・Curveエコシステムからのバックアップ
・イールドトークナイズという成長が目されてる市場に切り込んでる
・Pendleよりも効率的なYT・PTトークンの取引ソリューション提案
招待者と招待者の両方が、招待ごとに 100 Napierポイントを獲得できます。 Xとウォレット接続だけでポイント獲得できます👇
app.napier.finance/quests/E6ie7
🫧 Deep Dive
BTCfiの注目プロジェクトLambda Finance:crvUSDを正統後継したビットコイン担保型ステーブルコインbtcUSD
Lambda Finance - Introducing btcUSD - a permissionless and efficient Bitcoin-backed stablecoin.
ビットコインに相当するトークンを担保にパーミッションレスにステーブルコインを発行するプロジェクト。Ethereumにまず展開され、Bitcoin L2にも拡大することになってます。
btcUSDは、Curveの crvUSD の最初のライセンスフォークであり、ソフト清算、ペッグ防御メカニズムを備えているそうです。
ローンチ時に、Lambda は$wBTC をサポートし、@T_Networkの$tBTC、@dlc_linkの$dlcBTC、その他のブリッジデリバティブ、BTC保有者向けに利回りを考慮した借入オプションを作成するためのリキッドステーキング BTCも提供する、としています。
Curve創設者のMitchもエンジェル投資として参加しており、Curveエコシステムからのバックアップがあるだけ注目どが高まる予想をしています。
Lambdaはve-tokenomics も備えており、ユーザーが将来の$LAMBDA排出量を割り当てられるようになり、BTCの借入需要によって引き起こされるプロトコルFeeを受け取る資格を得ることができるとのこと。
ドキュメントなど公開はされていませんが、今後の動向に注目したいプロトコルのひとつだと思います。競合としては、EthenaやSolvになるかと思われます。crvUSDのソフト清算機能などを備えているだけで、これらステーブルコインに対して優位性を持っていると少なくとも現在のところは考えてます。
公式サイト:https://lambda.finance/
🌾 Yields & Airdrop
Make BTC Yield Again!キャンペーン
Merlinのビットコイン保有者(M-BTC)の利回りを高めるための共同イベント
Solv はイベント中にステーキングした SolvBTC ステーカーに 400,000,000 Solv ポイントを配布
Merlin Chain 上のすべての SolvBTC ステーカーに2,000,000 $MERLトークンを配布する
https://app.solv.finance/points/RCZHTF
先日、MERLトークンを発行したMerlinが残りの配布量をSolvを利用しているユーザーに配布すると発表がありました。SolvはBTCをデポジットして運用できるのでビットコインを運用したい人におすすめです。
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