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🤖 Research of the Day 🧬
Universal Recovery: A Social Recovery Solution Utilizes ZK-Email
Mangata Testnet: Pioneering the Omnichain zk-Rollup on EigenLayer
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Deep Dive
Universal Recovery: A Social Recovery Solution Utilizes ZK-Email
Web3ウォレットを開発しているClaveが、Eメールアドレスだけでアカウント(ウォレットアドレス)のソーシャルリカバリを可能にするZK-Emailの概念実証(ユニバーサルリカバリー)を発表しました。
ソーシャルリカバリとは、自分以外の複数のアカウントを予めガーディアンとして決めておき、自分がシードフレーズを紛失した場合などにアカウントの復帰を行ってもらう仕組みです。
ERC-4337によってスマートアカウントが普及し、ソーシャルリカバリを実装することが容易になりましたが、これまでの課題として「信頼を与えるガーディアンがオンチェーンのアカウントを持っていること」が前提にありました。しかし、資産を扱う信頼を与えることができる相手が、常にオンチェーンのアカウントを持っているわけではありません。
そこで、E-mailアドレスを持ってる人をガーディアンとして選択できるようにし上記のような問題を解決しようというのがZK Emailの趣旨です。こうすれば、ガーディアンはオンチェーンウォレットを持っている必要がありません。
ZK EmailのProoverがzkpを発行することで、アカウント復帰できるように定足数に達すればソーシャルリカバリができるような仕組みを構築したとのことです。
おそらく、このウォレットの仕組みは多くのウォレットが搭載するような概念になると思われます。
Mangata Testnet: Pioneering the Omnichain zk-Rollup on EigenLayer
オムニチェーンのzkRollupであるMangataがテストネットを発表しました。Mangataは、様々なL1チェーンと接続されてトランザクションの実行を担うマスターロールアップという概念を提唱しています。技術的には、StarkWareとも協力してるみたいです。
マスターロールアップのセキュリティには、Eigen layerによるAVSを通じて検証すためEthereumのセキュリティを借りることができるようになったと発表しています。
各トークンがネイティブ エコシステム上のトランザクションと同じくらい安全であることを保証するプロトコルだとMangataチームは表現していて、ブリッジリスク、マルチシグ、MPC などの新しいセキュリティの前提を避けることで、差別化をしているようです。
Mangataは、既にMangataXというPolkadotベースのDexを展開しておりMGXというトークンを既に出しています。
今回のMangataもエアドロップを示唆していて、MGXを保有している人、Mangataのアーリーアダプターとして参加した人にはエアドロップを行うことを検討しているようです。ThorchainのようなイメージなのでThorchainの成長を考えれば、同等の規模まで大きくなるかも知れません。
Parallel Labsが、Arbitrum Orbit チェーンとして Parallel Network を開始する予定であることを発表しました。Arbitrum Orbit を活用するとレイヤー 2およびレイヤー 3を構築することができ、既にいくつかのチェーンでの採用が進んでいます。こちらも、エアドロップを示唆しています。
Parallel Networkは、クロスチェーンの相互運用性をサポートをすることを強みにしていて、Parallel Networkのアカウントから様々なアプリやウォレットに接続できるようにするようです。
EVM系のチェーンに対してまとめてアカウントを管理できるようにすること、ウォレットを切り替えずにEVMチェーン間でクロスチェーンのトランザクションが楽にできるようにする、ことを売りにしています。
Snapshot 2023: Avail's Year End Review
データアベイラビリティレイヤーを開発しているAvailから、2023年を振り返る記事が発表されました。
バリデータ数、トランザクションも順調に伸びており、チームの拡大傾向にあるようです。データアベイラビリティレイヤーとして、Celestiaと共に注目されてくると思います。
本日は以上です。
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