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Public Goods Networkの開発終了
SolanaモバイルはDePINプロジェクトに必要なピースとなるか
Public Goods Networkの開発終了
Public Goods Networkというレイヤー2が、6月までに徐々に開発終了に向かうことを発表しました。理由としては、ネットワークにトランザクションが集まらずシーケンサー手数料が発生せず、公共財に持続的に還元するというモデルを達成できないと判断したことが直接的な原因のようです。
公共財に資金提供する仕組みを持続的に運営すること、強烈なインセンティブなしに競合に勝利することの困難さが分かります。しかし、PGNのこれまでの活動が無駄になることはなく、他のプロジェクトに思想は引き継がれ継続されていくはずです。
Optimismのビジョンなどももう一度振り返ると面白いかも知れません。また別途書きたいと思います。
それでは、本日もよろしくお願いいたします。DIVE INTO CRYPTO!
Solana Mobileのチャプター2
Solana Labs傘下のSolana Mobileが、2代目のスマートフォンの発売を発表しました。Xのタイムラインでは、「購入した」という投稿もチラホラ見られました。
初代はSagaと呼ばれ、保有者にサードパーティのプロジェクトからエアドロップされたことなどから人気が急騰、完売していました。本体価格は1,000ドル(後に600ドル)であったにも関わらず、高騰したトークンを売却すれば利益を出せるほどだったようです。
Solana Mobileのチャプター2の先行販売は数量限定となっており、価格は450ドルから。
今回は、このSolana Mobile2がどのようなものか、性能や使い道、Sagaからどのようなナラティブを形成しているのかについてまとめます。
自分も購入してみました。理由としては半分は投資、半分はエンジョイが目的です。詳しい購入理由は最後にまとめたいと思います。
興味があれば、こちらのリンク(リファラル)から購入ページにすすむことができます。USDCでも支払い可能です。
初代Sagaが高騰した背景
Solana Mobileが注目された理由は、Sagaに配布されたジェネシストークンと呼ばれるSBT(譲渡不可能なNFT)で、これまでのBonkのエアドロップはジェネシストークン保有を条件となっており価格の急騰に合わせ、Sagaの人気に火が付きました。
たとえば、Bonkであればジェネシストークン保有者に3,000万トークンがエアドロップされ、最高値で売り抜けることができればおよそ1,000ドルの利益になりました。その後、AccessプロトコルやSagaMonkeのNFTなど複数のプロジェクトもSagaユーザー向けのエアドロップを発表したことで、さらに「Saga」に注目が高まりました。
今回のチャプター2では、公式サイトではジェネシストークンが搭載されるとの名言はありません。しかし、「メカニズムを利用してユーザーを獲得しようとする意欲は非常に高く、チャプター2ではこの体験をさらに発展させたいと考えている」と、ジェネシストークンの導入は示唆されています。
チャプター2のSolana Mobileの特徴と注意点
チャプター2のSolana Mobileの特徴や注意点を箇条書きに整理したいと思います。
特徴と注意点
Solana Mobileはハードウェアウォレット機能が搭載されてる
450ドルはデポジットであり、この価格は税金や輸送料を除いたコストになっており、最終的な価格は更新される可能性がある
Seed Vaultを立ち上げるとそのウォレットにSagaジェネシストークンというSBTが配布される
チャプター2の先行販売は数量限定だが、日本など、北米・欧州以外の国からの注文にも対応している
先行販売が3段階に分かれており、現時点は「Founder Window」で、450ドル(66,000円)の価格になっている
ファウンダーウィンドウの次は、「Early adopter window」と「Supporter window」になるが、価格が同じかどうかは明確ではない
本体価格がデポジットした金額以下だと、差額は条件を満たさないと返金されずSolana Mobileの製品購入に当てることができるお金としてロックされる可能性がある
最低予約販売数が100,000台に達した場合、スマートフォンが製品化し(製品化されなければ返金)、発送されるのは2025年になる
既に決まっているパートナーシップは、以下のとおり。Solanaで人気のあるウォレットとNFTマーケットプレイスが並んでる。Backpackの下の小さな文字で、Backpackで今回のスマートフォンの支払いを行うと良いと書かれています(Backpackによる支払いをどう識別しているかは不明です)。
SOLナラティブ:DePIN(Decentralized Physical Infrastructure Network)・Visa・Shopify
SOLのパフォーマンスは、ここまで好調に推移してきました。
具体的には、300%以上という価格上昇を記録し、新規アドレス数及びアクティブなアドレス数が過去最高値を更新しました。開発者もSolanaのエコシステムに流入しているそうです。
このような背景には、相場の強調さ、Solanaが直近でトレンドを形成しているDePINプロジェクトの本拠地になっていることもあると思います。Helium、Render、Hivemapperなど、バズったプロジェクトがホストされています。
その他では、2023年9月には決済大手のVisaがSolanaのステーブルコインUSDCで決済をできるようにするなどの発表もありました。eコマース大手Shopifyも2023年8月、Solana LabsとCircle社が共同開発した決済サービスSolana Payを導入したことを発表しています。
また、Solana Mobileのビジョンは、「開発者コミュニティに、特にクリプト機能を対象とした無料で制限のないアプリストアを提供し、ユーザーに、最も安全な署名環境を提供すること」です。
このようなビジョンは、DePINが目指すネットワークを構築するためには、「スマートフォンのようなポータブル端末が、多くのユーザーが保持してネットワークに接続しやすい環境」が必要であり理想的です。
Solana Mobileは、この点からもDePINとの相性の良さがあると思われます。なぜなら、ポータブル端末からの署名もでき、SBTによるアイデンティティ識別も可能なためスパムを排除しながらインフラへのコミットメントを促進するパートナーとして十分なポテンシャルを秘めているからです。
Solana Mobileを購入した理由
ぼくがSolana Mobileを購入した理由は、投資とエンジョイと説明しました。主に以下の5つが詳しい理由になります。
ハードウェアウォレットが搭載されており、スマートフォン機能(アンドロイド)がついたウォレットと考えられば500ドル程度までは許容できると思った
既にSolanaでメジャーなウォレットやNFTマケプレとのパートナーシップが発表されているのでBonkやAccessほどではないかも知れないがエアドロップ利益を原資に充当できることが期待できる
DePINのナラティブが発展する可能性がありSolanaエコシステムに実際にコミットする理由を作りたかった(実際に触ってない評論家タイプのエアプになりたくなかった)
コンテンツクリエイターとして、この投資で得しようと、損しようとある意味ネタになるのでお得だと思った
USDCで決済(デポジット)ができ、クリプト払いに対応していた
450ドルのデポジットで済むのは、今のフェーズのみ。この後は最低金額が増加していく可能性があります。おそらく注文量が一定数に達すると次のフェーズに移るはず。
興味があれば、こちらのリンク(リファラル)から購入ページにすすむことができます。USDCでも支払い可能です。
購入方法に関する質問対応(リファラルリンクから購入いただく方限定)を行います。この記事にコメントをください。
本日は以上です。
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