Lawrenceです。
Web3の情報収集を効率化したり、クリプトやNFT、ブロックチェーン全般に関するテクノロジーを学習できるニュースレターをはじめてみました。
今回は、初回ということで、このニュースレターのコンテンツを紹介しつつ、気になるWeb3関連トピックを少しだけ解説させていただければと思います。
このニュースレターの役割
このニュースレター(メルマガ)は、主にWeb3関連(クリプト・ブロックチェーンを含む)のニュースをキュレーションしたり、気になっているプロジェクト・プロダクトを噛み砕いてなるべくやさしく紹介していきます。毎週1通以上・朝6時にお届けしていく予定です。
みなさまの情報収集が少しでもスムーズになったり、クリプトを楽しんでいくきっかけになれば嬉しい限りです。(立ち上げ当初は不定期更新になるかと思います。)
☑️このメルメガがおすすめな方
Web3関連の情報を追うのが大変なので情報をピックアップして解説して欲しい方
日本だけでなく海外の情報も日本語でインプットしていきたい方
専門用語や仕組みなどを分かりやすい解説を参考に勉強していきたい方
メルマガの内容は、ぼくが学んだことをアウトプットしていく形になります。なるべくクリプトに関する知識がゼロでも分かるような内容に落とし込み、解説をしていきます。このメルマガで一緒に勉強してまいりましょう。
☑️メルマガの構成
①:Main Topic
②:Web3 Topics
③:Weekly Podcasts
④:お知らせ・注目コンテンツ(フリーコーナー)
といった4つの章で構成しています。お急ぎの方は、①Main Topic、②Web3 Topicsだけでも学びになるような内容を心がけていきます。
Main Topic本文では、本日紹介したいトピックを深掘りして以下の点をおさえて紹介していこうと思っています。
基礎理解
概要
展望
なるべく形式を保って記事にします。内容によってはこのフレームワークによらない場合もあります。
Web3 Topics
Web3 Topicsでは、今週気になったニュースや興味深かった記事をを紹介していきます。記事を貼り付けて概要とコメントをつけます。ニュースの背景知識を知ることで情報収集の効率が高まるかと思います。
よく「情報元はどこからインプットしているのですか?」といった質問をいただくことがありますので、このコーナーが参考になれば嬉しい限りです。
それでは、今週のTopicsです。
今週のWeb3 Topics
日本の暗号資産取引所BitbankにMKRが上場
手塚治虫プロダクション初のNFTプロジェクトで「火の鳥」、「ブラック・ジャック」のデジタルアートが販売開始
イーサリアム財団が「ETH1.0」と「ETH2.0」に新名称を命名
1.日本の暗号資産取引所BitbankにMKRが上場
【取材】国内初、ビットバンクにメイカー(MKR)上場 | あたらしい経済
BitbankでMKR(メイカー)が上場しました。MKRは、MakerDAO(メイカーダオ)というDAI(米ドルペグのステーブルコイン)の発行やレンディングプラットフォームを提供しているDAOのガバナンストークンです。
MakerDAOは、2014年に開始されたオープンソースのプロジェクトで、わりと歴史があります。レンディングプロトコルなので、預けた資産に対して一定割合の資産を借りることができます。最初はETHだけでしたが、徐々に担保にできるトークンが増えており、この「担保にできるトークンをどれにするか」といった決定にはMKRに基づくDAOでの投票が行われます。
2.手塚治虫プロダクション初のNFTプロジェクトで「火の鳥」、「ブラック・ジャック」のデジタルアートが販売開始
手塚プロダクション公式NFT原稿アート「火の鳥」「ブラック・ジャック」を1月24日から販売開始!
double jump.tokyo株式会社が提供するNFT事業支援サービス「NFTPLUS」を利用し、株式会社手塚プロダクション初の公式NFTプロジェクト「From the Fragments of Tezuka Osamu(手塚治虫のかけらたちより)」において、シリーズ第2弾「火の鳥」とシリーズ第3弾「ブラック・ジャック」のデジタルアートNFTの販売が開始されました。
このNFTプロジェクトは、手塚治虫氏の代表作を題材にモザイクアート、ジェネレイティブアートを使った2種類の作品形態を用意しています。第1弾の「鉄腕アトム」では、開始10ETH(約280万円:2022年1月現在)で、最高入札額は120ETH(約3,300万円)でastroboy1.ethによって落札されました。
3.イーサリアム財団が「ETH1.0」と「ETH2.0」に新名称を命名
イーサリアム財団が「ETH1.0」と「ETH2.0」に新名称を命名
ETH2.0にむけた開発進捗が50%を達成したというニュースが先日ありましたが、イーサリアム財団の公式ブログで新名称が発表されました。今後、公式な場では新名称が使われます。
「実行レイヤー(Execution Layer)」と「合意レイヤー(Consensus Layer)」
ロードマップには変更なし
ETH2.0をかんたんに説明しておきます。ETH2.0は、イーサリアムのトランザクションの処理遅延とガス代高騰の解消、エネルギー消費の効率化、より分散されたノード検証などを目的に、新たな仕組みをEthereum(ブロックチェーンとしてのイーサリアムのこと)に、導入する計画やチェーン自体の呼称でした。
名称変更の目的は、以下のとおりです。
思い込み防止
より包括的な名称へ
スキャム防止
ステーキングの間違い防止
ETH2になると、ETH1は使われなくなるわけではありません。ETH1も「実行レイヤー」として存在する必要があり、ETH2の「合意レイヤー」とセットで機能することになります。この「思い込み」を防止することが今回の名称変更の主な目的です。
実際にはETH2というトークンは存在しないのにもかかわらず(今後も作られない)、ETH2を装ったスキャムが発生したり、ステーキングしているオペレータがステーキングしているETHのことを「ETH2」と呼ぶなど、混乱を生む原因になっていました。
これらの理由で新名称が使われることになりました。
Weekly Podcasts
こちらのコーナーでは先週までにLawrenceがstand.fmで配信したおすすめのポッドキャストを紹介します。雑談や最近取り組んでいることに興味のある方、詳しいポッドキャストの内容を知りたい方はこちらから。
このポッドキャストは、文章で情報提供するよりもライトなコンテンツとして楽しんでいただけるようなクリプトの話題から、口頭でも補足させていただきたい話題を取り扱っております。
#390 IPアドレスを漏洩させるNFTエアドロップ
アートNFTのフルオンチェーンではないものは、大抵、画像データがサーバに保存されています。そのサーバーからの画像データのフィッチ時にIPを漏洩させたりするマルウェアが現れているという危険性について記事を参考に解説しました。
パブリックにウォレットアドレスを公開するのは注意が必要だと感じるニュースです。具体的な事例は音声でお楽しみください。
#392 DAOで働くとはどういうことか①・②
DAOで働く上での特徴とその課題について前編・後編に分けて解説しています。実際に自分がDAOで働くことになったらあなたはどんなことが楽しみですか?逆にどんなことが不安ですか?
そんなことを考えながら自分が働くイメージを持ってみるとDAOというよく分からないものでも、少しずつぼんやりしていた輪郭がはっきりしてくるのではないかと思います。
#396 ETH1とETH2に新名称!このタイミングで違いをおさらいしておこう
上記のニュース紹介でも取り上げていますが、音声でサクッと紹介しています。
ETH2に対する誤解を解消する目的や、わかりやすさといったことを目指しての改称なので、この機会にETH2がよく分からないという方は参考になるかと思います。
ETH2については、要望があればメルマガで詳しく取り上げたいと思います。ぜひ、Twitterなどで教えていただけたらと思います。
お知らせ・注目コンテンツ(フリーコーナー)
このコーナーでは、お知らせや面白かったコンテンツを自由に紹介させていただきます。入門者向けのコンテンツや本文では紹介し切れなかった話題のトレンドなどを紹介していきます。
今回は最初ということで、自前のコンテンツを紹介させていただきます。
月に1回程度、Discordのボイスチャンネルを使ってプレゼン講義形式のオンライン勉強会を開催しております。
1月は、Web3ブログHiÐΞプロトコルの仕組みとコミュニティでうまく活用していく方法について、勉強する会を開きましたので、興味のある方はぜひ覗いてみてさい。
クリプトユニバーシティというDiscordを運営させて、クリプトやブロックチェーンといったテクノロジーを面白がりながら学んでいくことをコンセプトに活動しております。
興味のある方はぜひ参加してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
軌道に乗るまでは不定期更新となりますが、もし今後も興味のある方は購読していただけたらありがたいです。引き続きコツコツと勉強していきましょう。
それでは、また。